インコと長く一緒にいたい。
どのくらいインコは生きるのだろう?
毎日のお世話の仕方は?
今回はインコの寿命と免疫を高めるコツを簡単にご紹介します。
インコの平均寿命は?
鳥類は比較的長生きで小さくても寿命は10年くらいです。
中型インコで15年から20年、大型のインコは40年から50年も寿命があります。他の動物と比べると長生きしやすい動物です。
長生きにはストレスフリーが大切!!
長生きにはインコが感じるストレスの原因をつくらないのが基本です。
体の健康、おいしいご飯、清潔な住まい、仲間とのコミュニケーションがインコの寿命を長くするのにとても重要です。
毎日のちょっとした時間にゲージのお掃除、ご飯と水の交換をしながら運動とコミュニケーションも兼ねて、お部屋の中で30分から1時間程度、自由に飛べるようにしてあげると健康を維持し、ストレスも軽減できます。
ストレスを軽減するのには、お外で日光浴も大切です。インコの気分転換に良いでしょう。
日光浴をするときに気を付けたいのが外敵や病原菌です。外的や病原菌から大切なインコを守るためには、網戸越し、もしくはスパイラルライトでの日光浴をおすすめしています。日光浴は骨の発育に良く、ビタミンD3をつくってくれます。
ご飯と環境について
若鳥から成長までは皮付きのエサに替えましょう。
人の離乳と一緒でヒナ用のエサを与え続けると栄養が不足します。
成長時期には、栄養が豊富にある皮付きエサをお勧めします。皮付きエサ以外で栄養が偏らないようにするには、鳥用のペットフードとして販売されているペレットもおすすめです。
皮付きエサやペレット以外には、カルシウムとミネラルを補うためにボレー粉(カキの殻)、イカの甲や小松菜、チンゲン菜を与えます。小松菜やチンゲン菜はビタミンが豊富でインコもとても喜びます。
また、鳥類にとって寒さは大敵です。
夏の熱中症も危険ですが、鳥の体温は40℃~と高温のため気温の低下、低湿度はすぐに体調を崩します。気温は25度前後、湿度60%が理想的です。
インコの体づくりと睡眠時間
時々メタボなインコを見かけます。
個体差はありますが、インコの適正体重はセキセイインコで35g~40g、オカメインコで90g~120gを目安とします。
インコの肥満度が気になったら、インコのお腹を触ってみて下さい。
インコのお腹には、竜骨突起という大きな骨がありますので、この骨の上に脂肪や筋肉が無く、骨を触っている感触がはっきり分かる場合は痩せすぎで、骨を触っている感触がない場合は太り気味と判断します。
インコの健康管理では、睡眠時間の管理も重要です。
インコの適正な睡眠時間は、日が暮れる頃に寝て、朝日と共に起きます。人との生活では、朝は7時には起こし19時には寝かせてください。寝かせる時にはケージに黒い布を被せ、光と人が見えないようにして下さい。
心豊かに!幸せなインコは活発!
インコは人といるのが大好きです。飼主の姿が見えなくなると探して呼んだり、ケージの傍にいるときにケージから声をかけてきたりします。
インコも「淋しい」という感情を持っています。時間がある時は必ず声をかけましょう。日ごろコミュニケーションをとっていると、少しの変化でもすぐに気付いてあげられます。
心を満たしてあげる事は、人もペットも免疫力を高める効果がありますので、大切なパートナーとしていつでも存在を喜んであげて下さいね。